トレーサビリティは、消費者が商品の安心、安全を知ることのできる状態です。そもそも、この流れは食品などでは強く推進されていますね。実際、消費者としては、スーパーで売っているものがどこで取れたものかがわかったほうがいいですからね。
この食品トレーサビリティ(物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態)については、特にWEBでの相性が良いことから、webコンテンツとして展開されることが多いのが現状です。そんな中、今回ご紹介するのは、「いろはす」というコカ・コーラ社の飲料水のコンテンツで展開されている、水源地を360度動画で紹介しているコンテンツの事例です。
Youtubeでの再生回数は合計1万以上!「いろはす」水源地の360度動画
日本コカ・コーラ株式会社が展開するミネラルウォーターブランド「い・ろ・は・す 」。北海道から九州の宮崎県まで、6ヶ所ある水源を公式サイトの中で閲覧できるようになっています。
しかも、6ヶ所ある水源を360度動画で体感できるんです!
い・ろ・は・す公式サイト
http://www.i-lohas.jp/movie/drop/
【い・ろ・は・す】一滴のしずくの旅 北海道 清田の大自然
【い・ろ・は・す】一滴のしずくの旅 山梨県 甲斐駒ケ岳の恵み
上記は例として、2箇所の動画を掲載させていただきました。
視聴時間は約3分ほどと適切な時間になっており、癒されるような川の流れる音もいいですよね。環境のよさを的確にPRされています。
非常に美しい景観ですね。こういう景観から取れるお水なんだ!というイメージが消費者に伝わってきます。また、消費者側も、各水源地へのイメージがつくので、い・ろ・は・すへの安心、安全の信頼感を持ちやすくなります。結果的に、い・ろ・は・すさんの売り上げ向上につながってくる、良質的なコンテンツですね。
しかも、360度動画で展開することで、Youtubeでの再生回数も非常に多くなっています。もちろん、プレゼントキャンペーンなどの展開による影響もあると思いますが、こういった良質なコンテンツの提供こそが、コンテンツマーケティングのバズ効果の伝播になっているのかと思います。
トレーサビリティは当初、メーカー側としてはコストが増える箇所でしたが、このような展開をすることで、商品のPR、ブランディングにつながっていきます。中途半端に、テキストでただ書くだけのトレーサビリティとは、効果が変わってくる、良い事例かと思います。