webの集客のご相談で、いくつかお話をいただくのが、博物館や資料館などへの集客のお話です。広告を出稿するのは、もちろん、できるのですが、多くの博物館や資料館のサイトには、コンテンツがなく、なかなか、その博物館や資料館の魅力を伝えにくいのが現状でした。
ただ、最近では、事情が変わってきています。たとえば、今回ご紹介する「ひまわり」の例です。著作権などをクリアする事情もありますが、webコンテンツとして、VRの動画や360度の動画対応が進んできています。
ゴッホの「ひまわり」がVR対応の360度動画で見れる!?
Facebookが8月10日(イギリス現地時間)に発表したニュースだと、ゴッホが作った「ひまわり」の絵画を、Facebook上で視聴可能な360度動画を公開するんだそうです。もちろん、Gear VRなどのデバイスを用いてVR体験もできるとのこと。
著作権をクリアにするため、ライセンスを所有する各国の美術館と協力しての展開だそうです。
ゴッホの「ひまわり」は、ナショナル・ギャラリー(イギリス)、ゴッホ美術館(オランダ)、ノイエ・ピナコテーク(ドイツ)、フィラデルフィア美術館(アメリカ)、そして東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(日本)所蔵の5つがあります。
今回、Facebook上ですべてを見れるようにするとのこと。360度動画として、一気に見られるなんて、すごく豪華なコンテンツですよね。サイトへのアクセスも高まること請け合いですね。
・『ひまわり』バーチャルギャラリー
https://www.facebook.com/VanGoghMuseum/videos/10159187334010597/
マターポート(matterport)でも、博物館の3D動画事例は豊富!
360動画・VR対応をしているサービス、マターポート(matterport)でも、博物館の事例は数多くあります。たとえば、こちら!
Oxford Museum of Natural History
オックスフォード博物館です。
他にも、
Computer History Museum
さらに、Nevada State Railroad Museum!
非常にコンテンツとしてわかりやすいものを提供しています。そのうち、話題のコミケなどでも展開されるようになってくると思いますが、博物館、資料館のwebサイトのように、キラーコンテンツを出しにくいものでも、こういった360動画・VR対応をしていたコンテンツは広がりを見せてきています。
そもそも、このようなサービスはアクセス後のクリック、利用率が高いのです。直帰率が80~90%以上のサイトでも、360動画・VR対応をしているコンテンツを入れると、そのコンテンツの利用が増え、直帰率が下がるという事例も出ています。
コンテンツ内の利用率が、他ページへの遷移が1%程度になっているにもかかわらず、360動画・VR対応をしているマターポート(matterport)コンテンツの利用は10%以上も出ている事例があります。
博物館などのコンテンツをマネージしているご担当者、広告代理店の方、ぜひ1度ご検討ください。