VRで酔ったことある人は要注目!?Googleが研究した酔わない方法

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PlayStation VRをお持ちの方は、経験があるかもしれませんが、VRを長時間遊ぶと、酔うことがあります。一般的に「VR酔い」とも言われるもので、Googleが解決に向けた研究成果の一部を発表しました。

仮想空間の中で360度回転すれば、オフィスチェアに座って、クルクル回転するのと同じで、酔いを起こします。VR酔いは身近で、簡単に発生するため、その早期の解決が求められています。

ここで、Googleの発表したVR酔いの解決方法を見てみましょう。

ジェットコースターはNG。 一定速度で動くこと

加速度や速度が一定でない場合、人は酔いやすい。当たり前だが、ジェットコースターと自転車では圧倒的に前者で酔う人が多い。仮想空間でも同じで、Googleでは空間内を一定の速度でスムーズに動くことを推奨している。身体の他の感覚と映像からの情報をすり合わせやすくするためという。

視界を狭めることで、酔い防止

仮想空間上で首を左右に振ると全ての視界が動いてしまうために、身体感覚と視覚感覚がズレて酔ってしまう。だが、視界を固定して視野を狭くすると、”動くテレビ“を見ている感覚となり、酔わなくなるという。

「テレビで一人称視点の映像を見ても酔わないのはテレビが人間の視界の一部しか占めていないため」とGoogle。視界が切り替わったときに、身体が動いたためと脳が認識してしまう点を、この「トンネル」という方法で解消できるという。

パッと切り替わる瞬間移動はNG

VRゲームでよくある瞬間移動は、ゲームの醍醐味でもあるが、身体活動が伴わず、景色が切り替わるため、VR酔いするケースがある。Googleでは、目的の場所へどうやって移動したのか判るように、フェードやエフェクトを付けることで、解消できると想定している。

このような幾つかの技術はすでにGoogleの開発するアプリの中で取り入れられている。このようなテクニックがさらに技術向上することで、VR普及がさらに進むだろう。

参照元:Daydream Labs: Locomotion in VR

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