田んぼに行くと、住宅モデルルームが出現!?地方不動産屋さんの新しい試み

事例

石川県金沢市の不動産会社が、6月23日にモデルハウスのオーナーの先行募集開始しました。
場所は同市のJOYTOWN 県庁西と呼ばれるエリアで、金沢県庁から西に1kmくらい進んだところにあります。近くに小学校も中学校もあり、周辺環境充実の住みやすいエリアです。

募集要項を見ると、下記の場所にモデルハウスがあるようです。

見たところ、田んぼしか見えません。ストリートビューでチェックすると本当に田んぼ!

 

そう、実際にないんです。ここに行くと、バーチャル3Dの物件を見ることができるとのことです。実際の募集要項に記載のある住宅イメージはこちらです。
今週末 6/24(土)・25(日) 10〜17時現地でご案内会を開催とのことです。


参考URL:http://ameblo.jp/joint21-news/entry-12286185752.html

ネット上で3D内見をする不動産会社は、昨年から徐々に増えはじめていますが、
現地に行かないと3D内見ができないというのは、ある意味で新しい体験型のマーケティングかも知れません。

ユーザメリットも豊富です。

1:バーチャルで完結するのではなく、自分が住む土地のイメージを現地で見ることで、周辺環境を肌で感じることができます。(当たり前ですが)。
2:バーチャルモデルルームなので、実際に建てる際にカスタマイズが可能です。実物のモデルルームを買う場合には、そのようなことはできません。(これも当たり前ですが)

不動産業界のメリット:
1:周辺地域で戸建てを検討している人のみにターゲットを絞るのであれば、現地だけでバーチャルモデルルームを見せることは決してデメリットにはならないと思います。反対に、購入意欲の高いユーザに現地に誘導するため、逆にメリットになります。
バーチャルモデルルームを見てしまうと、どうしても、バーチャルの中だけで決断を下してしまうユーザも多いため、この手法を理にかなってます。

2:モデルルームの費用を削減できます。この削減できた分だけ、住宅自体に予算をかけることができますので、不動産屋さんのメリットとともに、
ユーザメリットにもなりえます。建物は劣化しますので、そのリスクも避けられます。

実際の募集は下記よりご覧ください。
ジョイント21 公式ブログ

住宅業界、不動産業界は、広告費がものすごくかさむ分野です。モデルルームのバーチャル化がどんどん進むことで、
低コストでユーザに住宅の体感をさせることができます。業界のさらなる発展、また広告費削減により住宅コストも下がるので、
Wメリットですね。今後のVRの市場の拡大にどんどん期待していきましょう。

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