不動産におけるテクノロジー革命がVR技術の向上によって起ころうとしている。
例を挙げれば、屋内を360度で撮影するMatterPortだ。
中古物件が日本の6倍も多い欧米諸国では、中古物件を遠隔地から360度動画で撮影し、販売を促進させている。
一方、中古物件の少ない日本では、モデルハウスの360度動画の制作、
そして、建設前からVR上でマンションを作り、販売するデベロッパーも増え始めた。
これらのキーワードは、屋内、つまり生活空間の立体映像化だ。
今回はもう一つご紹介しょう。
野村不動産、プライムクロス、マイクロソフト社パートナー企業のネクストスケープ、この3社が共同開発したのが「ホログラフィック・マンションビューアー」という新サービス。
マンションの建設予定地、つまり更地になんと完成後のマンションのホログラムを映し出すサービスだ。
もちろん、専用のVRゴーグルを着用した人だけが見ることができる。
消費者にとっては、これから購入するマンションのイメージをより沸かすことに繋がり、購入意欲を高める効果がある。更地を見せるよりもずっと効果が高そうだ。
住居環境のイメージがつくと、さらに周辺環境にも目が自然と行くことになる。近くにが
BtoC向けというより、BtoB向けなのだが、建築に携わる作業者や設計者にとっても、建設前にマンションの完成イメージを見れることは作業効率を高める要素になるという。
参考URL:
https://www.sumave.com/20170923_986/
現在ホロレンズは、法人向けに「Commercial Suite」が 55万5800 円で販売されている。今後はさらに、価格を下げることを視野に入れているとのことだ。
可能性が広がる不動テックだが、どこまで利用者の満足度を上げられるかは不明。今後の事例に注目したい。