最近のホテル、旅館のマーケティング施策は、DMよりwebでの施策が増えています。特に、自社webでの予約、集客をしようとする施策が増加しています。その結果、主流となっているマーケティングは、リスティング広告やDSP広告、コンテンツマーケティング、SNSでのマーケティングとなっています。VRを特集するメディアである、このメディアでは、当然、VRに関するマーケティング施策を紹介しますが、国内の事例でも、効果が出ているものがあります。
VR動画はTwitter、FacebookなどSNSでの反応率が高い!
Reluxという高級旅館、ホテルの宿泊予約ポータルサイト。こちらでの事例です。楽天トラベル、じゃらん、一休といった競合ひしめく中での宿泊予約ポータルサイト。他社との差別化を出していかないといけません。
Reluxはきれいな見た目、サイトを旅行マガジンのように表現して、集客をしています。そこで展開されたのがバーチャルリアリティ(VR)技術を活用した、新しい旅の表現です。
「Relux Studio 360°」
https://rlx.jp/studio360/
このサイトでは、例として、以下のYoutubeが掲載されています。
高級旅館への旅行を体験しよう(神戸編)|Relux公式360° Movie
360°で体験する海辺のホテルステイ(伊東編)|Relux公式360°Movie
たとえば、旅館・ホテルから見える「夕刻時の絶景ポイント」をVR動画で表現。
その上で、これを、SNSに流したところ、すぐさま、通常の200~300%の反応があったそうです。
SNSマーケティングの鍵は、映像の美しさ
SNSはスマホで閲覧されることの多いメディアです。結果的に、SNSでの反応がいいのは、ぱっと見た瞬間に伝わるものです。そのため、SNSでの反応を高める3つの写真は、おいしそうなご飯、きれいな男性・女性、そして、美しい景観写真といわれています。
その要素をしっかりと捕らえていて、かつ、コンテンツとして面白い!と興味をかきたてることができるのが、VR動画です。matterportの事例でもわかるように、美しい景観を、写真でみるのは、雑誌でもできますが、自分で体験したり、リアルに体感できるのはVRだけです。
そうなると、TwitteSNSマーケティングのキーとなる美しさと、かつ、スマホやPCでしかできないことが融合されたVR動画は、最強のコンテンツとなりうるわけです。
そうなんです。これ自体が、コンテンツマーケティングのコンテンツ表現ツールとして成立し、その上、SNSでの展開をする、いわゆる、「線のマーケティング」となりうるものなのです。
ホテル・旅館業の皆さん、リスティング広告などでユーザーのアクセス数を増やしても、他社との違いを価格だけで勝負していては、どんどんつらくなってきます。自社独自の良さ、景観、設備の良さなどをしっかりと訴求していきましょう!